ExchageOnlineを扱っていると、
・インプレースアーカイブ
・インプレース保持
・インプレース電子情報開示(eDiscovery)
という言葉が飛び込んでくる。
それぞれの言葉の違いを理解する必要があるので説明したいと思う。
●インプレースアーカイブ
…古くなったメール等を溜める、それ専用の領域。
ローカルPSTではなく、MSのクラウド上に溜められる。
そのためオフライン時には閲覧不可能。
通常は、保持ポリシーにより2年経過したメールが自動で移動される。
POPの場合は保持ポリシーが有効にならない。
プラン1でも実装可能だが、容量は上限あり。
プラン2かExchangeArchive
●インプレース保持
…インプレース保持を使用してユーザーのメインのメールボックスとインプレース アーカイブで削除または
編集したメールアイテムを裏で保持しておく。
●インプレース電子情報開示(eDiscovery)
…ユーザ横串検索。
あるキーワードで、ユーザメールボックスをまたいで検索する。
【設定方法】
●インプレースアーカイブ
[EAC]-[受信者]-[インプレース アーカイブ]で[有効]にする
→すると、OutlookやOWA側にアーカイブフォルダがぶら下がる
●インプレース保持
[EAC]-[コンプライアンス管理]-[インプレースの電子情報開示と保持]-[+]ボタンで追加
1.”名前”を入力
2.”検索するメールボックスを指定する”を選択
※”すべてのメールボックスを検索する”を選択するのはeDiscoveryの時だけ
3.”すべての内容を含める”を選択
4.”選択したメールボックス内の検索クエリに…”にチェックし、”無期限に保持する”を選択する。
●インプレース電子情報開示(eDiscovery)
インプレース保持画面と同じ画面を使う
[EAC]-[コンプライアンス管理]-[インプレースの電子情報開示と保持]-[+]ボタンで追加
1.”名前”を入力
2.”すべてのメールボックスを検索する”を選択
※検索対象のメールボックスを絞りたい場合は指定する
3.検索したいキーワードを入力する
グレイアウトしている場合は、Discovery Managementに該当のユーザを追加する
4.”選択したメールボックス内の検索クエリに…”にチェックしない
そのあとは、OWAで見たり、PSTに落としたり。